これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

IS指導者クライシ氏壮絶自爆 米特殊部隊急襲の全貌





 バイデン米大統領は2月3日、米軍特殊部隊がシリア北西部で対テロ作戦を実施、イスラム国(IS)の指導者アブイブラヒム・ハシミ・クライシ氏が自爆死したと発表した。大統領らはホワイトハウスの状況作戦室で作戦を見守ったが、激しい銃撃戦の中、故障した


ヘリを爆破して退避するなど薄氷の作戦だった。ワシントン・ポストや中東専門誌などの情報から緊迫した作戦のもようを追った。



イスラム国(IS)の指導者クライシ氏が潜伏し、自爆した住宅(UPI/アフロ)


一般家庭も住む住宅に潜伏


 米軍や米情報機関は昨年12月までにクライシ氏がシリア北西部イドリブ県のトルコ国境から2キロメートルのところにあるアトメという町に潜伏しているのを突き止めた。潜伏先は3階建ての住宅で、クライシは妻と子どもとともに3階に居住、2階部分には信頼する側近家族が住んでいた。1階にはISとは全く関係のない一家の住まいになっていた。


 クライシ氏がいつから居住していたのかは不明だが、ISは2019年3月に北東部の最後の拠点を失っており、その前後から住んでいたとみられている。現場は同年10月にやはり米軍特殊部隊に殺害されたIS指導者バグダディ氏の潜伏先からわずか数キロメートルしか離れていないところだ。


>>続きを読む