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中国が南沙諸島で進める領土拡大、姑息な戦術を徹底分析


中国が南沙諸島で進める領土拡大、姑息な戦術を徹底分析


大型漁船団を2年係留し実効支配演出、その後埋め立てへ


2021.6.9(水)西村 金一






米空軍のFA-18戦闘機に空中空輸するKC-135(2021年5月28日撮影、米空具のサイトより)





 南シナ海の南沙諸島海域で、中国は、領域拡大のためにこれまでと異なる方法で新たな行動を始めた。



 その方法は、漁船や軍用機を使用した陽動作戦である。この裏には、新たな企みがある。


南シナ海と南沙諸島



出典:日本大百科全書(ニッポニカ)





 南沙諸島での中国の行動について、長期にわたる分析を行った。


 ベトナムやフィリピンなどの周辺諸国が島や礁を占有していた。そこで、中国は1988年頃、周辺諸国が占有していない低潮時にしか水面上に出てこない岩(干出岩または低潮高地)を占拠した。


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