中国が南沙諸島で進める領土拡大、姑息な戦術を徹底分析
大型漁船団を2年係留し実効支配演出、その後埋め立てへ
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南シナ海の南沙諸島海域で、中国は、領域拡大のためにこれまでと異なる方法で新たな行動を始めた。
その方法は、漁船や軍用機を使用した陽動作戦である。この裏には、新たな企みがある。
南シナ海と南沙諸島
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南沙諸島での中国の行動について、長期にわたる分析を行った。
ベトナムやフィリピンなどの周辺諸国が島や礁を占有していた。そこで、中国は1988年頃、周辺諸国が占有していない低潮時にしか水面上に出てこない岩(干出岩または低潮高地)を占拠した。