【日本の解き方】奇妙な3度目の緊急事態宣言 ワクチンの遅れや五輪危機はマスコミが騒いでいるだけだ




緊急事態宣言の発令前日、4月24日の東京・表参道

 東京、大阪、京都、兵庫の4都府県を対象にした新型コロナウイルスの緊急事態宣言は、今回で3度目となる。正直言って辟易(へきえき)している住民も多いのではないか。


 もともと日本には、世界で当たり前の「非常事態宣言(戒厳令)」が存在していないため、個人に対して強制力のある行動制限はできない。このため日本では「緊急事態宣言」にとどまっている。


 日本で「感染第4波」と騒いでいるが、人口当たりの感染率を世界で比較すると、元厚生労働省技官の木村盛世氏は「さざ波」レベルだと指摘している。実際のところ今の日本は、ワクチン接種が進んで収束しつつある英国と同程度の水準だ。


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