飛鳥京跡苑池から7世紀の天皇祭祀遺構 奈良・明日香村




飛鳥京跡苑池北池で見つかった流水施設。手前に遊水池があり、奥(西)に流路がのびる。周囲は石敷き=明日香村


 国内最古の宮廷庭園跡とされる奈良県明日香村の飛鳥京跡苑池(えんち、7世紀)で、天皇による水の祭りの舞台となった流水施設が見つかり、橿原考古学研究所が8日発表した。飛鳥時代の天皇祭祀(さいし)遺構は極めて珍しく、平成12年に出土した酒船石(さかふねいし)遺跡の亀形石造物(同村)に次いで2例目。専門家は「呪術的な祭祀などが行われた神聖な空間」としており、古代の天皇祭祀を研究する上で重要な資料となりそうだ。


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