【語り継ぎたい天皇の和歌】先人の美意識と風土に託す





 


 わが国では古来、天皇陛下の和歌を「御製(ぎょせい)」、皇后陛下の和歌を「御歌(みうた)」と称してきました。初代神武天皇から新たに「令和」天皇となる皇太子殿下まで、百二十六代の天皇は和歌を詠まれているのです。折しも新時代の元号が初めて国書である『万葉集』からの出典となりました。実は今、和歌を世界文化遺産に登録しようという動きも始まっています。


 こうした時代背景の中、本稿では歴代の天皇の和歌を紹介していきます。『小倉百人一首』にもおさめられた有名な和歌もあれば、新元号の典拠となった『万葉集』にも天皇の和歌は存在しています。名高いものから隠れた名歌まで、「令和」時代に生きる人々の必修ともいえる和歌をここでは取り上げます。


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