【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】米朝会談、決裂した「泣く子と地頭」の直接対決…そして北にも南にも“ナメられる”日本




トランプ氏は、正恩氏との「会談決裂」を記者会見で発表した=2月28日、ベトナム・ハノイ(共同)




 ドナルド・トランプ米大統領と、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、ベトナムの首都ハノイで行っていた2回目の米朝首脳会談は、「北朝鮮の非核化」などで最終合意に至らず、決裂した。


 北朝鮮の核保有は、建国の父であり、正恩氏が最も尊敬する祖父の金日成(キム・イルソン)主席時代からの悲願である。「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」の要求は、米国に「日本並みの銃規制をやれ」と要求することに等しく、決裂は十分予想できた。


 ちなみに、米国は痛くもかゆくもない。従来通り経済制裁を続けるだけだ。


 


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