【ときを紡ぐ絵本 親子とともに】言葉のおもしろさ 『ねぎぼうずのあさたろう』




『ねぎぼうずのあさたろう』


 子供は日常生活の中にあふれる言葉をリズムや音、響きとして吸収します。そして、遊びや生活の場面で、使ったり言い合ったりしながら、言葉の世界を広げていきます。


 わが家の息子が保育園の頃、突然「え~ぃ、ずがたかい、ひかえおろう、この紋所が目に入らぬか」「お主も悪よのぉ。ぬはははは」などと言い出したときには、驚くやら、おかしいやら。おじいちゃんと一緒にテレビの時代劇を見るのが大好きな友達のシゲ君の影響で、息子はこれまで見たことのなかったテレビの時代劇に見入りました。


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