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【ビジネスの裏側】日本人より日本人らしい? 米教授陣、団結と精神力を説く 関西・ハーバードフォーラム


関西・ハーバードフォーラムで基調講演するハーバード・ケネディスクールのロジャー・ポーター教授=7月10日、大阪市北区


 


 米ハーバード大教授らと関西の経営者らが議論する「関西・ハーバードフォーラム」(関西経済同友会など主催)が7月10日、大阪市内で開かれた。出席者を驚かせたのは、同大学教授陣が熱く語った「日本人気質」。チームプレーの大切さや信念を貫く経営姿勢など、かつて日本企業のお家芸とされた理念こそ、米国でベンチャー企業が続々と生まれる秘密だというのだ。(牛島要平)


 「サッカーで自分が点を入れたことより、チームが勝ったかどうかが重要」


 ハーバード・ケネディスクールのロジャー・ポーター教授は基調講演の最後をそう締めくくった。


 個人プレーよりもチームプレー。個人主義の文化だといわれる米国人の口から出た発言に、会場に詰めかけた企業関係者ら約130人は意表をつかれた


 ポーター教授は会社組織のあり方について「どのように従業員が会社から扱われているかが重要。長く優れた製品を生み出している企業は、従業員から感謝される企業だ」と述べ、従業員の満足度を経営の大きな指標に位置づけた。


 能力主義でリストラは当たり前という、米国企業に抱きがちな日本人の固定観念を打ち砕く言葉だった


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