これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

人気のない日本の大学院、定員割れが常態化







人気のない日本の大学院、定員割れが常態化


日本人学生が集まらず、トップクラスではない外国人で穴埋め


2018.4.20(金) 伊東 乾








大学で講義を受ける学生ら(2017年10月25日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / dpa / Stefan Puchner 〔AFPBB News




 残念な現実を記すところから今回は始めたいと思います。


 日本の大学院は不人気です。


 大学院修士課程への進学志望者も減っていますが、博士課程の充足率は「がらがら」という表現が外れないものになっている。


 「少子高齢化のため」ではありません。「進学」「充足」ですから、本質的な不人気です。


 日本の大学は1990年代の「大学院重点化」によって、学部に比べて大学院の比重が著しく増大し、学生定員も大きく増やされました。


 つまり、椅子は増えた。しかし少子高齢化で学生の絶対数が減っている。加えて、その少ない学生の中で、大学院は全く人気がない。


 踏んだり蹴ったり、これではどうしようもありません。こうした事態を、どのように考えればいいのでしょうか?


 ことは学術で、本質的には国境によって左右されるべきことではありません。まずは国際情勢から見てみたいと思います。


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