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【教育動向】社会科が変わる!「暗記教科」から「最も使える教科」へ 新学習指導要領



 高等学校で、2022年から年次進行で実施予定の新学習指導要領は、これまでにない大改訂となります。


 今回は、注目が集まっている社会科の再編について、資質・能力ベースの今改訂を読みやすくまとめ教育書界のヒット作となった『「資質・能力」と学びのメカニズム』(東洋館出版社)の著者・奈須正裕先生に解説していただきます。


「社会を生きる上で役立つ」社会科へ


 戦後に設置された「社会科」の出発点は、今の総合的な学習に近い位置づけで「現実社会の問題を、探究しながら解決していく」教科でした。


 今回の改訂ではその原点に帰り、現実社会を生きる上で「使える」教科にしていこうとしています。必修科目として「地理総合」「歴史総合」「公共」が置かれます。ここでは、「歴史総合」と「公共」について解説します。


 


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