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江藤哲郎のInnovation Finding Journey
シアトルが構築する「AI覇権」への道
起業パワー都市(その7)
2018/03/21
江藤哲郎 (ベンチャーキャピタリスト)
年明けからシアトルではAIで世界的に影響を及ぼす話題で持ち切りだ。アマゾン、マイクロソフト、勃興するAIスタートアップ、そしてワシントン州政府の動きを全米やシリコンバレーの動向と比較しながらレポートしたい。
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先月BEA(連邦政府経済分析局)が発表した2017年第3四半期の経済成長率は衝撃的なものだった。ワシントン州の実質経済成長率が4.3%に達したのだ。同州はカリフォルニア州の3.4%を超え、西海岸で最も成長している州になったわけで、この成長の3分の1は情報産業セクターがもたらし、それにはアマゾンとマイクロソフトが大きく寄与している。ちなみに同時期で全米のGDP成長率は3.2%で、情報産業セクターのみだと9%とハイレベルな成長を続けている。
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