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【びっくりサイエンス】宇宙から資源探査 高性能センサー「ひすい」開発大詰め 他国に先駆け鉱区取得


ハイパースペクトルセンサー「ひすい」の完成予想図。石油などの資源探査に用いる(宇宙システム開発利用推進機構提供)


 


 資源が少ない日本にとって、石油などの安定供給が脅かされることは死活問題だ。鉱区の取得をはじめとした激しい国際競争で勝ち抜くには先手を打たねばならず、有力な手段として宇宙からの資源探査が期待されている。今後の鍵を握るのが、経済産業省が主導して平成31年度の打ち上げを目指す世界最高レベルのハイパースペクトルセンサー「ひすい」だ。


 ひすいは大きさが縦約150センチ、横約1メートル、高さ約140センチで直方体に近く、重さは約170キロ。経産省の委託を受けた宇宙システム開発利用推進機構(JSS)を通じ、NECやIHIエアロスペースが中心となって完成を目指している。開発費としては、少なくとも30年度までに150億円程度が投入される見通しだ。


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