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【主張】成人の日 「誰か」ではなく「自分」が



 大人の仲間入りをした「はたち」の皆さんにまずは、「成人の日おめでとう」とお祝いを申し上げたい。その上で改めて問うてみたい。大人と子供とは何歳で区別されるのだろうか、と。


 成人の日について祝日法は「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」と示すだけで、必ずしも20歳とは規定していない。


 実際に今、成人年齢は大きく変わろうとしている。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたのに合わせ、民法なども18歳に改めるべく、政府は改正案や関連法案の準備を進めている。


 そこで忘れないでほしいのは、法律上の成人年齢であるからといって一人前の大人といえるわけではないということだ。祝日法が示すように、大人の自覚があるかどうかが重要なのだ。


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