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【日曜に書く】きょうは「人日」…人の道たる「道徳教育」の歴史をたどってみた 論説委員・山上直子



 きょう7日は「人日(じんじつ)」。七草がゆを食べて無病息災を願う風習はおなじみだが、そもそも五節句の1番目で、「人の日」とされている。人を大切にする日でもあるそうだ。


 新年に、人の道たる「道徳」と教育の歴史を知りたいと、京都市学校歴史博物館を訪ねた。新年度から道徳が教科化されるのに合わせ、企画展「近代日本の道徳教育」が開かれている。明治初期から戦後までの歩みを史料で振り返る展示だ。


 近年、道徳教育のあり方が問われているが、そもそもいつからどんなふうに道徳は教えられてきたのか、知りたかった。


江戸時代は寺子屋で


 「昔の道徳教育は良かった、悪かったということではなく、こうだったということを史料から読み取っていただければ」という学芸員の和崎光太郎さん


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