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NHKを考える(下)】国民が常にチェックできる仕組み構築を ジャーナリスト、小田桐誠さんに聞く


ジャーナリスト、小田桐誠さん


 


 公共放送としてのNHKのあり方について考える、識者インタビューの2回目。BPO(放送倫理・番組向上機構)の元委員でジャーナリストの小田桐誠氏に聞いた。


(聞き手 豊田昌継)


 -受信料をめぐる民事訴訟の一方で、NHKは前年度予算で事業収入が初の7000億円を超えた


 衛星契約が伸びればあと3~4年で1兆円を超えるだろう。NHKは放送100周年の2025年に、現在の東京・渋谷で新しい放送センターの運用を始める。機材の更新などを含めて総額3500億円を見積もっているが、私の取材では、仮に明日完成しても現在保有する積立金などで十分支払える。今すぐ訴訟にこだわるほど、世帯契約率の低下に困っているということは、全くない。


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