「あけましておめでとうございます」
「本年もよろしくお願いします」と皆さんおっしゃるわけですが、新年あけましておめでとうという「新年」は「新月」と同様、一番短い夜が少しずつ大きく成長する<冬至>に設定された、というお話を、昨年の最後に記しました。
では「本年」も、このコラムの原点に立ち返り、常識の源流に遡ってみたいと思います。
お正月、と言いますよね? なぜ「正月」なんでしょう?
私が子供の頃、何かのマンガで、サザエさんならカツオ君的なキャラクターだったと思いますが、なぜ「正月」が「正月」かと問われて
「そりゃ、おしょうがつだけはお年玉が来るから、正しい月で、それ以外の月は間違っているんだよ」と答えるシーンがありました。
でも、改めてどうして「正月」と言うのでしょう?
子供にそう尋ねられたら、どのように答えたらいいのでしょうか。例によってですが、冬休みに温故知新、歴史などを遡りつつ、実は自然法則の大きな問題を考えるという、このコラムの典型的「お家芸」で2018年を始めてみたいと思います。
本稿は、お正月のお家で、コタツかなんかで、お子さんと一緒に紙と鉛筆を出してきて、親子で試してみることを想定して書いています。
こういう生活習慣が身についた子なら私どもの大学、東京大学の2次試験などに向いた地頭が養成できること、十分請け負えますので、騙されたと思って、お子さんと考えてみてください。
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