これでいいのか?戦後日本「より良き日本を取り戻そう」

習い事で早期英才教育?翻弄される現代の親子






毎月のように、新しい子育て本、教育本が書店に並ぶ。教育熱心な親、子育てに悩む親がそれだけ多いということなのだろう。

教育に関してはさまざまな考え方があり、どのような考え方を選ぶかは各家庭の裁量だ。ただ、一つの考え方に固執するよりも、他種多様な手段・方法・考え方を知って選択肢を持っておきたい。正解はないが、結果はあるのが子育て。あなたは親としてどう子どもと向き合いたいだろうか。この連載では、教育関連本を出版した著者の方たちにインタビューしていく。


 現代の教育現場で何が起こっているのか、親はどう子育てに向き合えば良いのか。多数の著書で親の気持ち、子どもの気持ちに向き合ってきたジャーナリストのおおたとしまささん。おおたさんが今年出版した一冊が、『習い事狂騒曲 正解のない時代の「習活」の心得』(ポプラ新書)だ。


今の親世代が子どもだった頃よりも、「習いごと」の種類は多様化。習得する内容もレベルが上がっている。習いごとは今や、お受験と同様に大きな関心事になりつつある。現代の親子にとって、習いごととは何なのか。幸せな体験にするためのコツはあるのか。おおたさんに聞いた。