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【三井美奈の国際情報ファイル】中韓だけじゃない自国棚上げ 国連人権理事会は学級会レベル?


11月半ば、ジュネーブの国連本部で行われた人権理事会の対日作業部会(三井美奈撮影)


 


 国連人権理事会で11月、定例の対日作業部会が行われた。国連に加盟するほかの192カ国が、日本の人権について何を言ってもよい場だ。中韓が慰安婦問題で日本を突き上げ、欧州がこぞって死刑廃止を要求するのは相変わらず。びっくり発言はほかにあった。


 たとえばロシア。「日本で『報道の自由』が危ういと懸念している。包括的対策をとれ」とのたまうのには耳を疑った。ロシアでは人権侵害を暴いた記者や活動家の暗殺、新聞社への脅迫が相次ぐ。自国のことは「棚上げ」も甚だしい。


 サウジアラビアからの勧告は「人種差別に基づくヘイトスピーチへの対策」だった。結社や発言の自由すらない国に言われてもなあ、という気持ちになる。


 日本だけが理不尽な批判を受ける訳ではない。韓国の人権審査では、もっと驚いた。なんと北朝鮮が拉致問題を提起した。


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