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【解答乱麻】森信三先生の教え「腰骨を立てる」を変身即変心して行った 元小学校校長・玉田泰之



 教育者、哲学者として知られる森信三先生は死支度として「森信三全集」25巻を刊行、その後も「続全集」8巻を出された。大手出版社からではなく自家出版である。全国の同志が求めて1200部も出た。


 先生のこの厖大(ぼうだい)な全集や講話、はがきでの教えを煮詰め続けたら、最後に残る結晶体は2つ「人生二度なし」と「腰骨(こしぼね)を立てる」ではないかと思う。私はこれを密(ひそ)かに「六字の名号」と名付けている。


 先生は15歳の時、岡田式静坐の創始者、岡田虎二郎先生の偉容に接し、爾来(じらい)、その静坐法の根本である「腰骨を立てる」という一事を、生涯かけて実践されたのである


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