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【阿比留瑠比の極言御免】小池新党設立 しがらみ抱えてどこへ向かうのか


都議会本会議後、報道陣の取材に応じる「希望の党」代表の小池百合子東京都知事=27日夜、都庁


 


 「しがらみのない政治をつくり上げる」「しがらみのない改革を大胆に行っていかなければならない」


 小池百合子東京都知事は27日、自らが代表を務める国政新党「希望の党」の設立記者会見で「しがらみのない」と8度連呼した。代表就任を表明した25日の記者会見でも何度も「しがらみ」を否定し、それが小池氏の目指す政治の方向性であることは間違いない。


 辞書を引くと、しがらみとは「せきとめるもの、まといつくもの」とある。確かに加計学園の獣医学部新設に対し、既得権益を守りたい業界団体や文部科学省が頑強に抵抗したことをみても、しがらみにがんじがらめでは改革は進まない。


 ただ、それを小池氏があまり強調すると違和感を覚える。しがらみのない政治は、ゆき過ぎると「情のない政治」に堕すのではないか。民進党というしがらみの塊を新党に受け入れて、何がしたいのか。


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