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【そんなのありかよ日本の官庁】「大学認可」と「私学助成」そして天下り 文科省「大学利権」の頂点に君臨した前川喜平氏はヒーローではない 宇佐美典也


前川喜平氏


 


 中央官庁は法律に基づく「各種許認可権限」や、兆円単位の「予算の配分権」を持つ巨大な権力の塊である。残念ながら権力というものは常に腐敗するもので、中央官庁に巨大な権力が集中する以上、特定の業者が官庁と特殊な関係を築いて、ある種の「利権」を築こうとするのは、避けられないことでもある。(夕刊フジ)


 こうした権力の腐敗を防止するには、国民がメディアを通して常に権力を監視し、そのゆがみを正していく必要がある。こうした意味で、メディアは国民にとって「権力を監視するレンズ」として、非常に重要な役割を持っている


 しかし、中央官庁の内情を多少なりとも知る身からすると、昨今のメディアのレンズはいささか曇っているようだ。その役割を十分に果たしていないように思える。


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