(宇山 卓栄:著作家)
女性皇族と結婚した後も民間人のままなら…
愛子さまが旧宮家・賀陽家の御令息と交流なさっているとの報道が続きました。先のことは誰もわかりませんが、愛子さまのご結婚も遠い将来のことではないのかもしれません。
本来ならば、眞子さまご結婚の時のように、愛子さまも皇籍から離脱されることになります。皇室の安定的な存続が大きな課題となるなか、愛子さまがご結婚された場合、どうなるのかを想定し、政治が責任を持って、然るべき制度設計しておかねばなりません。
皇后さまは8日、皇居の紅葉山御養蚕所で、「御養蚕始(ごようさんはじめ)の儀」に臨まれた。カイコに桑の葉を与える「給桑(きゅうそう)」や、日本原産種の「天蚕(てんさん)」の卵をクヌギの枝につける「山つけ」のご作業では、天皇陛下と長女の敬宮(としのみや)愛子さまも加わられた。
陛下は9日、皇居・宮殿「松の間」で、春の大綬章親授式に臨まれた。受章者を代表して岡田卓也元ジャスコ社長が「一生、精進を重ねる決意でございます」と述べると、陛下は「くれぐれも体を大切にされ、今後もお元気に過ごされますよう願っております」といたわられた。
天皇、皇后両陛下は21日、東京都千代田区の東京国際フォーラムを訪れ、第31回日本医学会総会の開会式に臨席された。総会は明治35年からおおむね4年に1回のペースで開催。天皇陛下は皇太子時代にもたびたび臨席されている。
陛下は式典で、「医療技術革新の更なる進展と、その基盤となる基礎医学を含む基礎科学の一層の発展が望まれます」とお述べに。また、新型コロナウイルス対応や研究に当たってきた関係者に「改めて心からの敬意を表します」とねぎらいの言葉をかけられた。式典の後、両陛下は医学会の関係者らと懇談された。
天皇、皇后両陛下と長女の敬宮(としのみや)愛子さまは10日、静養のため滞在していた御料牧場(栃木県高根沢町)から帰京された。
天皇陛下は11日、皇居内の生物学研究所脇にある苗代に、うるち米「ニホンマサリ」ともち米「マンゲツモチ」の種もみ計約700粒をまかれた。陛下はグレーのジャンパーに紺色のズボン姿で苗代の前にしゃがみ、小さなかごに入った種もみを手に取って、1区画30センチ四方に区切られた苗代4区画にまかれていた。
天皇ご一家は5日、静養のため、栃木県高根沢町の御料牧場に入られた。ご一家は新型コロナウイルス禍で令和2年以降、地方の御用邸などでの静養を見合わせており、元年8月の那須御用邸付属邸(同県那須町)ご滞在以来、約3年8カ月ぶりの機会となった。
(宇山 卓栄:著作家)
愛子さまが旧宮家・賀陽家の御令息と交流なさっているとの報道が続きました。先のことは誰もわかりませんが、愛子さまのご結婚も遠い将来のことではないのかもしれません。
本来ならば、眞子さまご結婚の時のように、愛子さまも皇籍から離脱されることになります。皇室の安定的な存続が大きな課題となるなか、愛子さまがご結婚された場合、どうなるのかを想定し、政治が責任を持って、然るべき制度設計しておかねばなりません。
天皇、皇后両陛下は3月24日、皇居・御所で、離島や過疎地などで地域に密着して活動してきた医療、福祉関係者に贈られる「医療功労賞」の受賞者10人と面会された。
天皇陛下は冒頭のあいさつで、受賞を祝うとともに、「国内のさまざまな地域で厳しい環境の下、医療行為に携わり、苦労の多い日々を過ごされたことと思います」とおねぎらいに。「くれぐれも体を大切にされ、今後とも元気に過ごされますよう願っております」と気遣われた。
天皇陛下は春分の日の21日、皇居の皇霊殿・神殿で、「春季皇霊祭の儀」と「春季神殿祭の儀」に臨まれた。秋篠宮ご夫妻もご拝礼。天皇、皇后両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまをはじめとする皇族方も参列された。
米ニューヨークの国連本部で日本時間の21~22日、「第6回国連水と災害に関する特別会合」が開催され、陛下がビデオで基調講演された。会合には、「水と災害に関するハイレベルパネル」の韓昇洙(ハンスンス)議長や、チャバ・コロシ国連総会議長らが出席。グテレス国連事務総長や、オランダ国王もビデオであいさつした。
天皇、皇后両陛下と長女の敬宮(としのみや)愛子さまは、東日本大震災の発生から12年となる11日、皇居・御所で黙禱(もくとう)された。上皇ご夫妻も同日、お住まいの仙洞(せんとう)御所(東京都港区)で、発生時刻の午後2時46分に合わせて黙禱された。
側近によると、両陛下は、発災当時の状況を思い出し、犠牲者の冥福を祈られたという。失われたコミュニティーの再構築や、心のケアなどが課題となっている被災地の現状に思いを寄せ、復興がさらに進むことを願われている。
天皇、皇后両陛下は3日、皇居・御所で、モンゴルのザンダンシャタル国家大会議議長夫妻と面会された。宮内庁によると、天皇陛下が平成19年に同国を公式訪問された思い出などが話題に上ったという。
両陛下は同日、皇居・宮殿「春秋の間」で、令和4年度の農林水産祭で天皇杯を受賞した農家ら7人と面会し、展示された生産品や加工品をご覧になった。
天皇、皇后両陛下は2月28日、国民の信頼を高める業績をあげた国家公務員をたたえる「人事院総裁賞」の受賞者と御所で面会された。側近によると、両陛下は、受賞者それぞれが各地の職場で取り組んでいる活動内容について関心を持ってお聞きに。工夫を凝らして職務に臨んでいることをねぎらわれたという。
秋篠宮ご夫妻は3月2日、東京都台東区の日本学士院会館で、優秀な大学院博士課程の学生を顕彰する「日本学術振興会育志賞」の授賞式に臨席された。
(宇山 卓栄:著作家)
愛子さまが旧宮家の男性とお会いになっていると週刊誌が報道しました。
あくまで報道ベースの話ではあります。ただ、もし将来、愛子さまが旧宮家の男系男子とご結婚され、男子の御子が誕生すれば、この御子は皇統をつなぐ男系男子となります。現在の秋篠宮家だけではなく、愛子さまのご家族も皇統をつなぐことができます。
しかし、現行の皇室典範の規定では、愛子さまはご結婚後、皇族から離脱され、一般人になられます。そのため、実際には、その御子も皇族としては扱われず、皇位継承権を持つことができません。
天皇陛下は17日、皇居・宮中三殿で、この一年の五穀豊穣(ほうじょう)を祈る宮中祭祀(さいし)である「祈年祭」に臨み、拝礼された。
陛下は18日、東京都港区の政策研究大学院大を訪れ、「水と災害に関するハイレベルシンポジウム」を聴講された。陛下は「水」問題の研究をライフワークにされている。
シンポジウムは、茨城県つくば市で第9回洪水管理国際会議(ICFM9)が開催されるのに合わせて開かれた。チャバ・コロシ国連総会議長をはじめ、国連機関の関係者や各国の専門家が参加し、深刻さを増す水災害や気候変動、水に関わる地域の歴史などを題材に講演。陛下はお席で、時折身を乗り出すようにしてスライドを眺め、講演者の話にうなずきながら耳を傾けられていた。
天皇陛下の63歳のお誕生日を祝う一般参賀が23日、皇居で始まった。陛下は午前10時10分ごろ、皇后さまと長女の敬宮(としのみや)愛子さま、秋篠宮ご夫妻と次女の佳子さまとともに、宮殿「長和殿」のベランダから、参賀者の祝意に手を振って応じられた。新型コロナウイルス禍の影響で、天皇誕生日の一般参賀が行われるのは陛下のご即位後初めてとなる。
陛下は、事前応募の上、抽選で選ばれた参賀者らを前に、「寒さの中にも、日ごとに春に向かっているのを感じます。皆さん一人一人にとって、穏やかな春となるよう願っています」とあいさつをされた。
(宇山 卓栄:著作家)
2月23日、天皇陛下は63歳の誕生日を迎えられました。謹んでお祝い申し上げます。
天皇誕生日の一般参賀は新型コロナの影響で3年連続で中止となっていましたが、御代替わり後、初めて行われ、多くの人が皇居を訪れるでしょう。
天皇誕生日には、一般参賀の他にも、さまざまな行事が行われます。内閣総理大臣などからお祝いを受ける「祝賀の儀」や、各国の外交使節団を招いてお茶会をする「茶会の儀」なども開かれます。
天皇、皇后両陛下は13日、皇居・御所で、国連大学(東京都渋谷区)のマローン学長と面会された。側近によると、両陛下はこれまで同大で行われたシンポジウムなどの場で学長と交流があり、今月末で任期を終える学長にねぎらいと謝意を伝えられたという。
秋篠宮さまは12日、横浜市のホールを訪れ、総裁を務める「恩賜(おんし)財団済生会」の総会に臨席された。
天皇陛下は7日、皇居・御所で、ノルウェー議会のガラカーニ議長と面会された。宮内庁によると、面会は20分ほどで、陛下は議長に対し、ノルウェーの環境問題への取り組みや、女性の社会参画などについてご質問。また、昭和60年と平成3年にノルウェーを訪問した際の思い出にも触れ、和やかに懇談されたという。
天皇、皇后両陛下は9日、御所で、来日したフィリピンのマルコス大統領夫妻と会見された。宮内庁によると、約25分間にわたる会見では、陛下が長年取り組まれている水問題が話題に。陛下は「気候変動の影響で、世界各地で自然災害が増えていますが、フィリピンでも、2年前に台風で多くの人たちが被災されたとうかがっています。心からお見舞い申し上げます」と述べられたという。
明治天皇の皇后、昭憲皇太后(1849~1914年)が着用した正装の宮中ドレス「大礼服(たいれいふく)」が11~12日、京都市上京区の大聖寺(だいしょうじ)で一般公開される。ドレスは平成30年から修復中で、新たに明治22(1889)年2月11日の大日本帝国憲法発布式で着用されたことが判明した。明治維新後は宮廷でも洋装が採用され、皇太后はその先駆者として知られており、所蔵する同寺は「貴重な歴史的遺産を見てもらえたら」としている。
福井県坂井市の魚問屋で9日、県特産の冬の味覚「越前ガニ」を天皇、皇后両陛下や皇族方に献上するために釜ゆでにする作業が行われた。県主催の毎年恒例の行事で、今年で97回目。箱詰めした後、10日に届けられる。
同市の三国港で6、7両日に水揚げされたズワイガニの雄のうち、全長80~90センチ、重さ約1・3キロの15匹を厳選した。カニは約40分間で鮮やかな朱色にゆで上がった。
作業は地元の問屋4軒の持ち回りで今年担当した「田島魚問屋」の山岸香重子代表(66)は、「今年は寒さが厳しく例年より身が引き締まった最上級のカニになっている」と話した。
献上は大正11(1922)年に始まり、戦時中や昭和天皇が崩御された昭和64年などを除いて続いている。
明治天皇の父、孝明天皇の命日に当たる1月30日、皇居・宮中三殿の皇霊殿で、「孝明天皇例祭の儀」が営まれ、天皇陛下と秋篠宮ご夫妻が拝礼された。
皇居で行われた祭祀(さいし)には、ご夫妻の次女、佳子さまをはじめとする皇族方もご参列。一方、京都市の孝明天皇陵「後月輪東山陵(のちのつきのわのひがしのみささぎ)」で同日、営まれた「孝明天皇山陵例祭の儀」には、三笠宮家の彬子さまが臨まれた。
初代神武天皇の足跡をたどった新作能「神武」が、天皇を祭る奈良県橿原市の橿原神宮内拝殿で4日、奉納公演され、参拝者約500人が厳かな舞に見入った。
「神武」はシテ方宝生(ほうしょう)流能楽師の辰巳満次郎さんが昨年、創作して東京・明治神宮会館で初演した。今回は、神武天皇を祭神とする橿原神宮で建国記念の日の2月11日に行われる「紀元祭」を奉祝する記念行事として演じられた。
天皇、皇后両陛下は20日、皇居・東御苑で、皇宮警察の年頭視閲式に臨席された。
冬晴れのもと、東御苑の天守台前で行われた式には、皇宮護衛官約280人が参加。各部隊が順番に行進し、両陛下はテント内のお席で担当者の説明を受けながら、にこやかに見守られた。
式は新型コロナウイルス禍で、3年ぶりの開催。宮内庁や皇宮警察によると、天皇陛下は昭和61年、皇宮警察が創立100周年を迎えた際に出席されたことがあるが、皇后さまのご臨席は初めて。両陛下は日頃から皇室の護衛や警備にあたる皇宮警察に感謝し、大切に思っているといい、会場を後にする際には、松本裕之本部長に直接、ねぎらいの言葉をかけられた。
(宇山 卓栄:著作家)
1月10日に世界各国で発売されたヘンリー王子の自伝『スペア』はイギリスだけで初日に40万部を売り上げ、大きな反響を呼んでいます。
今回、ヘンリー王子は『スペア』を出版することにより、2000万ドル(約26億円)とも言われる報酬を受け取っているとされています。
内容は、父のチャールズ国王や兄のウィリアム皇太子夫妻への容赦ない批判に満ちています。
天皇、皇后両陛下は13日、皇居・宮殿「松の間」で、学界の第一人者から講義を受ける年始恒例の「講書始の儀」に臨まれた。
両陛下は阪神大震災発生から28年となった17日、皇居・御所で、長女の敬宮(としのみや)愛子さまとともに黙禱(もくとう)された。上皇ご夫妻も赤坂御用地の仙洞(せんとう)御所(東京都港区)で、発生時刻に合わせて犠牲者を追悼された。
両陛下は18日、松の間で行われた「歌会始の儀」に臨席された。秋篠宮ご夫妻や次女の佳子さまをはじめとする皇族方もご参列。両陛下と皇族方が詠まれた歌のほか、一般応募の1万5005首(選考対象)の中から入選した10人の歌が、古式ゆかしい節回しで朗詠された。
昭和天皇の命日に当たる7日、天皇陛下は皇居・宮中三殿の皇霊殿で、昭和天皇祭に臨まれた。秋篠宮ご夫妻もご拝礼。天皇、皇后両陛下の長女、敬宮(としのみや)愛子さまをはじめとする皇族方も参列された。
陛下と秋篠宮ご夫妻は夕方から行われた「御神楽(みかぐら)の儀」にも臨まれた。両陛下は御神楽の儀が終了する深夜まで、御所で慎み深く過ごされたという。
令和5年を迎え、天皇、皇后両陛下や皇族方は新年の行事など多忙な日々を過ごされた。
天皇陛下は1日、新年の感想を文書でご公表。昨秋から再開した地方訪問を振り返り、「行く先々で多くの方に温かく迎えていただいたことを、うれしく、また有り難く思っています」とご言及。「大変なことも多いと思いますが、人々が、これからもお互いを思いやりながら支え合い、困難な状況を乗り越えていくことができるよう願っています」とつづられた。
両陛下は同日、皇居・宮殿で皇族方や三権の長らから新年のあいさつを受ける「新年祝賀の儀」に臨まれた。陛下は衆参両院議長らに対し、「年頭に当たり、国民の幸せと国の発展を祈ります」と述べられた。
天皇、皇后両陛下は16日、東京都千代田区にある静嘉堂文庫美術館の展示ギャラリー(静嘉堂@丸の内)を訪れ、国宝の茶碗(ちゃわん)や刀剣など美術品の展示会を鑑賞された。
両陛下は、完全に近い形では世界に3点しか残っていないとされる中国・南宋時代の茶碗「曜変(ようへん)天目(稲葉天目)」をご覧に。内側部分が鮮やかな青色をしていることから、天皇陛下は「濃い青が出ていますね」、皇后さまは「なぜ内側だけこういうふうに?」と述べられていた。
来年2月23日の天皇誕生日に皇居・宮殿で行われる一般参賀について、宮内庁は19日から事前申し込みを受け付けると発表した。来年1月6日まで。天皇誕生日の一般参賀が行われるのは天皇陛下のご即位後初めて。新型コロナウイルスの感染状況などで中止となる可能性もある。
宮内庁によると、宮殿での一般参賀は午前に3回行われる。参賀者は各約1500人に限定。応募多数の場合は抽選とし、結果は来年2月上旬ごろ通知する。
応募は宮内庁ホームページか、往復はがきで受け付ける。はがきは往信用の表に「〒100-0001 日本郵便宮内庁内郵便局留め総務課一般参賀担当あて」、裏に氏名・ふりがな、郵便番号・住所、年齢、電話番号などを記入。返信用には自身の郵便番号、住所、氏名を書き込む。ホームページでの受け付けは19日午前9時から。
天皇、皇后両陛下は9日、皇后さまの59歳のお誕生日に当たり、皇居・宮殿で、三権の長や秋篠宮ご夫妻から祝賀を受けられた。両陛下はその後、赤坂御用地(東京都港区)の仙洞(せんとう)御所を訪問し、上皇ご夫妻にあいさつをされた。
皇后さまは同日、宮内庁を通じて文書をご公表。この1年を振り返り、「コロナ禍(か)も続く中、国際的な紛争や、世界各地での自然災害などが重くのし掛かり、心が痛むことの多い年であったように感じます」との感想を明かされた。
皇后さまは9日、59歳の誕生日を迎え、宮内庁を通じて感想を文書で公表された。新型コロナウイルス禍でこれまで見送られてきた地方訪問が再開したことについて、「各地で大勢の方に笑顔で温かく迎えていただいたことは、想像していた以上に嬉(うれ)しく、また、有り難いこと」と振り返られた。
皇后さまは今年10、11月に栃木、沖縄、兵庫の3県を訪れたほか、エリザベス英女王の国葬参列のため、9月に英国をご訪問。昨年は6件にとどまった都内への訪問も今年は25件に増加し、昨年は機会がなかった外国元首との会見にも臨まれた。