夏の北極圏から海氷が消えるようになるのが、従来の予測よりも約10年早く実現する可能性が出てきた。早ければ2030年代にも9月中には、完全に消え去ると、科学者らは報告した。
海氷の減退は大半が人間由来の温暖化に起因する。もし世界が現時点で温室効果ガスを大幅に削減しても北極圏の海氷は予想より早く、夏の間消失する恐れがある。
北極海には南極大陸のような陸地はない。海が広がっているだけだ。
夏の北極圏から海氷が消えるようになるのが、従来の予測よりも約10年早く実現する可能性が出てきた。早ければ2030年代にも9月中には、完全に消え去ると、科学者らは報告した。
海氷の減退は大半が人間由来の温暖化に起因する。もし世界が現時点で温室効果ガスを大幅に削減しても北極圏の海氷は予想より早く、夏の間消失する恐れがある。
北極海には南極大陸のような陸地はない。海が広がっているだけだ。
歴史は繰り返す―。今の自民党派閥による政治資金パーティー収入の「裏金騒ぎ」を見ていると、つくづくそう思う。「政治とカネ」の問題で閣僚級が辞任、国民の政治不信増大という悪循環を何度繰り返せば気が済むのか。
13日の記者会見で岸田文雄首相が放った「自民党の体質」という言葉が問題の根深さをよく表している。「体質」なら、改善は容易ではなかろう。
いま日本政府は脱炭素のためとして、さまざまな「カーボンフリー燃料」の利用に向けて、巨額の技術開発投資を行いつつある。だがその技術は、本当に実現可能なのだろうか? 巨額の浪費に終わってしまわないか? そうならないために、必要なことは何だろうか?
(杉山 大志:キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)
「彫刻入りの立派な台座の上でサルに小説を朗読させる」という事業を構想するとしよう。そうするとタスクは2つに分かれる。
岸田文雄内閣の支持率低迷が続いている一方で、ベストセラー作家の百田尚樹さんがジャーナリストの有本香さんと設立した政治団体「日本保守党」が注目を集めている。「X」(旧ツイッター)の公式アカウントのフォロワー数は自民党広報のアカウントよりも多く、SNSを利用する若者層からも人気のようだ。
日本保守党の大阪での街頭演説では、警察の要請で中止になるほど多くの人たちが集まったそうだ。食品などの値上げラッシュが続いていることもあり、それだけ今の政治に不満を持っていて、変化を求めているということかもしれない。
キャンセルカルチャーという言葉がある。欧米でこの10年くらいの間に広まった現象だ。ある人物の考えを問題視して、その人が発言する機会や著作を発表する場そのものを奪う運動を指す。欧米だけではなく、日本でも広まってきている。
最近では、KADOKAWAから『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』(アビゲイル・シュライアー著、岩波明監訳)の刊行中止事件は、このキャンセルカルチャーを考えるいい機会だった。