4月1日から民法上の成人年齢が20歳から18歳へ引き下げられたことで、18、19歳の女性が、自らの意思に反する形でAV(アダルトビデオ)出演を強要される事態が懸念されている。これまでは出演契約を結んだとしても、20歳未満なら親に打ち明けて「未成年者取消権」を行使すれば作品の流通にストップをかけることができた。被害者の支援団体は今後、若者のAV出演をめぐるトラブルや被害が拡大する恐れがあるとして、国に制度の見直しを求めている。
小川に杯を流し和歌を詠む平安時代の宴を再現した「賀茂曲水宴(きょくすいのえん)」が10日、世界遺産・上賀茂神社(京都市北区)で3年ぶりに行われ、参拝者らが華やかな平安文化を楽しんだ。
この日は朱や黒の平安装束をまとった5人の歌人が出席。「残雪」をテーマに小川に浮かべた朱の杯が流れてくる前に和歌を短冊に記した。書かれた和歌は、藤原定家に関わる資料を保管する冷泉(れいぜい)家時雨亭文庫の講師らが詠み上げた。
賀茂曲水宴の起源は寿永元(1182)年。長らく途絶えていたが、平成6年の平安遷都1200年に合わせて復活。新型コロナウイルスの影響で昨年まで2年連続で中止となったが、今年は感染対策を徹底し再開した。
京都を見守る比叡山の残雪を和歌にした細胞生物学者で歌人の永田和宏さん(74)は「京都らしさを表現したいと思った。この歌会に参加できて春が来たという気持ちになった」と話していた。
4月1日から民法上の成人年齢が20歳から18歳へ引き下げられたことで、18、19歳の女性が、自らの意思に反する形でAV(アダルトビデオ)出演を強要される事態が懸念されている。これまでは出演契約を結んだとしても、20歳未満なら親に打ち明けて「未成年者取消権」を行使すれば作品の流通にストップをかけることができた。被害者の支援団体は今後、若者のAV出演をめぐるトラブルや被害が拡大する恐れがあるとして、国に制度の見直しを求めている。
日本共産党の志位和夫委員長が7日、党本部での会合で、次のような発言をしたという報道があった。
「万が一、急迫不正の主権侵害が起きた場合には、自衛隊を含むあらゆる手段を行使して、国民の命と日本の主権を守り抜くのが党の立場だ」
自衛隊に対して、あまりにも「無礼な発言」だといってよい。自衛隊は国民を守る「手段」だという表現から、自衛隊への敬意を微塵(みじん)も感じることはできない。日夜国防のために汗を流している方々を、「手段」呼ばわりするとは傲慢の極みだろう。
歴史の必然として存在していた本番風俗店が、埼玉県警による2004年の「風俗環境浄化重点推進地区」指定によって、ほぼ姿を消すことになった西川口駅周辺(同県川口市)。そこへ、入れ替わるようにして流入したのが、中国系飲食店やマッサージ店だった。
12年から約10年間、西川口でマッサージ店を開業した広東省出身の女性、Yさんが明かす。
ロシア=ウクライナ戦争の厳しいニュースが連日のように飛び込む中、日本の政治家、特に野党政治家の発言には大きな「幅」がある。最近でこそ、トランプ派や極端な左派など、米国の政治にも良くない意味で「幅」が出てきた。だが、基本的には、実現可能な政策パッケージを掲げて二大政党が競う米国から見れば、日本の政界の抱える「幅」は理解が難しい。
例えば、日本共産党の志位和夫委員長は「ロシアの侵略を見て『日本の平和は大丈夫か』と心配する声があるが、相手が軍事や核兵器の論理で来たときに、同じ論理で対抗して『軍事対軍事』の悪循環に陥ることがいちばん危険だ。憲法9条を生かす外交戦略こそ、いま必要だ」と指摘したそうだ。