(沖 有人:スタイルアクト代表取締役)
オミクロン株は新型コロナ史上、最大の急拡大を続けている。実に2週間前の50倍だ。ワクチン接種率が高い国でも、日本と同様の増え方になっており、ワクチンで止められた第5波のデルタ株とは明らかに違う。
そんな中、オミクロン株の感染の始まりが早かった地域では、新規感染者数は減り始めている。今回の突破口はそこにありそうで、私たちの生活防衛策を見出すしかない。
0時16分、0時26分、0時39分、0時45分、0時50分、1時1分、1時10分、1時15分、1時19分、1時31分、1時48分、1時55分、2時55分、2時56分、3時36分、4時8分、4時12分、5時33分、7時11分、7時31分。以上が記者のスマートフォンに残っている緊急速報メール(エリアメール)の履歴です。
トンガ沖の海底火山の大規模噴火を受け、16日朝にかけて、これだけの回数、津波情報が送られてきました。そのたびに個人のスマホ、社用スマホ、家族のスマホから一斉に大きな警報音が鳴り響きました。
また行動制限に逆戻りか。新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大を受け、政府は「蔓延(まんえん)防止等重点措置」について、東京、埼玉、千葉、神奈川の首都圏など11都県に適用を検討する。南アフリカに加え英国も感染が頭打ちになったが、日本はいつピークアウトするのか。
首都圏のほか新潟、岐阜、愛知、三重、長崎、熊本、宮崎の7県にも適用する方針で、期間は21日から来月13日の3週間程度とする見通し。
政府は基金事業の効果を検証する仕組みを2022年度から始めると報じられた。
基金とは、独立行政法人、公益法人等や地方公共団体が、国から交付された補助金等を原資として、特定の用途に充てるため、他の財産と区分して保有する金銭をいう。
基金の種類は、①取り崩し型②回転型③保有型④運用型―に分けられる。それぞれの運営形態は、「取り崩し型」は基金を基金事業の財源に充てることにより基金が費消される。「回転型」は貸付など基金を繰り返して使用する。「保有型」は債務保証など基金を保有することにより基金事業を実施、「運用型」は基金を費消せずその運用益を基金事業の財源に充てるというものだ。
(中脇 聖:日本史史料研究会研究員)
戦国時代(諸説あるが、おおよそ1455年の享徳の乱から1573年の足利義昭の京都追放までの時期をいう)、土佐国(現在の高知県)を統一し、四国全体をほぼ統一しかけた大名長宗我部元親については、高校の教科書などに記される「長宗我部元親百箇条」(長宗我部掟書)という分国法やゲーム(信長の野望・戦国BASARAなど)、司馬遼太郎さんの小説(『夏草の賦』)などで、名前だけはなんとなく憶えているという読者が多いのではないだろうか。
10年ほど前の話だが、日本の大手企業の本社ビルが突然停電する事故にあった。その時事務所にいた社長から後ほど聞いた話だが、停電した瞬間に誰も仕事できなくなったそうだ。社長は「昔は、パソコンもインターネットもなく仕事をしていたはずだけど、年配社員もどうやって仕事をしていたのか思い出せないのだろう」と嘆いていた。
日本では停電は災害時を除けばまずないが、途上国では話は別だ。筆者がアフリカ西部の米国系の高層ホテルにチェックインした時に、部屋が停電していたことがあった。エレベーターなどの電源は自家用発電機で確保していたが、能力が足りず部屋の電気まで供給できなかったのだろう。
電気なしでは何もできない時代だ。例えば、昔の黒電話は停電時も使えたが、今の電話は電源がないと動かない。電気がなければ、無事に着いたことを知らせることもできない。インターネットが使えなければ仕事どころか暇つぶしすらできない時代だ。
そんな中、今年の冬は東京電力管内を中心に電力需給が厳しくなっている。1月6日、東京には雪が降った。当日と翌7日、東電管内は需給が逼迫し、他の地域から電力の融通を受けた。