(朝比奈 一郎:青山社中筆頭代表・CEO)

 個人情報漏れのニュースが止まりません。

 本稿を執筆している4月5日朝のニュースによれば、Facebookの5億人以上の個人情報がインターネットで閲覧可能な状態になっていたとのことです。報道によれば、過去に流出した情報が再度閲覧可能な状態になっていただけのようですが、どこか寝覚めの悪さを感じざるを得ません。

 また、先月には、LINE利用者の個人情報(LINE Payの取引情報などの企業情報を含む)が中国の関連企業から閲覧可能な状態にあったことが発覚し、国を挙げての大騒動となりました。中国では、法律上、国民や企業が国家の諜報活動に協力する義務があります。具体的な漏洩は確認されていないといいますが、仮に実際に中国政府に漏れていたとして「はい、そうでした」と先方が言うわけもなく、背筋が寒くなる状態にあったことは確かです。

>>続きを読む