【3・11】仮設住宅の高齢者「やることねえ。生き甲斐ない…」 - [◆記事を読んで・・・]
【3・11】仮設住宅の高齢者「やることねえ。生き甲斐ない…」 - MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120306/dst12030623480013-n1.htm
この記事を読んで感じることは、
日本も齢をとると一人淋しく生息をひきとらねばならぬ社会になったのかと言うこと。
田舎育ちだから都会のことは良く分らないが、
経験で言えば、子供は年寄りの所へ集まったものだ、
父母は野良仕事、又は、父仕事、母、子沢山の食事の準備。
子供は家にはいられない、今のように遊ぶ道具も無い、当然のように外へ出た。
そこでお爺さんから色々教わる、玩具の作り方、面白い場所、昔話・・云々である。
誰もお爺さんを侮ったりしない。
誰に教わった訳でもない、ただ道徳の時間が多少有ったような気はする。
本も漫画も少ししかない。
が内容は正義、愛、幸福、善、慈悲、闘魂、が多かった様な・・、
それと昔話、おとぎ話は実に多かった記憶がある。
が、大抵は大人の背中を見て育ってきたのだと思う。
先生は両親よりの上位の感覚、
学校では悪さをすれば、今では大騒ぎの体罰の毎日、
にはビンタを何発貰ったか記憶にも出ないほどですが(これは特異な例)、
多少に関わらず、拳骨、正座、起立、便所掃除・・云々の経験は男子には皆あったろう。
遊びの時は必ず集団で大将がいる、山へ海へチャンバラ、鬼ごっこ、陣取り・・云々、必然的に外での上下関係、礼儀、強弱、協調性、下への思いやり、我慢・忍耐が身についてくる。
歴史、道徳、躾は本(子供本)にもあった。
考えるに、今の大人でこの経験があるのは何割位いるのだろうか?
PCゲームの流行はいつからだったのかゴルフのブームは何時頃からだったのか?この頃から変わってきたような気がする、文字通りの個人主義だろう。
教えなくとも身についたものが、身につかなくなってしまった。
何故なのだろうか?では父母はどうなのか?、
父は仕事が全て休みはゴルフ、母はカルチャー教室、テレビのワイドショー、テレビドラマ、子供は部屋にこもってゲーム三昧。
教育は受験戦争、学習軸は乱立。
教育の目的は何なのだろうか?、
ちなみに私の頃は塾は算盤、習字ぐらいしかなかった。
田舎の学年150人足らずの高校でも2-3年毎に、京大合格者が1名はいた。
さて、こんな今の社会で子供が大人の背中を見るだろうか
否だろう(地区により格差ありと思う)東北の場合見る子供が多かったのではないかと推測。
家で遊びで、学校で生活で学べない、大人としての日本人としての有るべき姿、
祖先の残した日本人のあるべき姿。敬老、礼儀、父母・祖先への感謝、躾、道徳心、恩、儀、慈愛
今有るべき姿が消えてゆく・・・日本のトップ層は気にもしていない。
消え行く理由は何なのか?
高度成長、拡大、利益、効率。グローバル化、自由化、今空白の20年。
日本はこれで本当に良かったのか?、
成長の代償は余りにも大きかったとは感じないのだろうか、
省みることも無く・・再挑戦の構えらしい。
子供の男性の女性の、お年寄りの生甲斐とは何だろう、
地方の生甲斐とは何だろう、国の生甲斐とは何だろう。
今この時に日本のトップ層は考えるべきではないのだろうか、
国の民の明日が損得だけではない幸福を、感じる事が出来るか否か、
全ては貴方方の掌中にあるのです。
祖先の残した日本が消えている、このまま消してしまうのか?。
残した日本を再生するのか?
今列島にいる日本人は「間違いなく」その選択を迫られている。
考えない、気がつかない、知らない間にそうしてしまう日本人、
断固再生を選ぶのか、果たしてあなたはどちらでしょうか?
時は迫っている