「mobike」とともに中国のシェアサイクルサービスの二大巨頭の1つと言われた「ofo(小黄車)」。日本でもサービスを展開したが、開始から撤退までわずか8カ月と、つむじ風のように去って行った。
現在、創業者兼CEOの戴威氏の名前は、中国の最高人民法院のブラックリスト(信用失墜執行者リスト)に入れられている。中国では債務危機の嵐が吹き荒れているが、戴威氏はまさにその当事者なのだ。
政府の政策転換が大打撃に
中国のシェアサイクルブームは2014年に始まった。シェアサイクルは、高速鉄道、ネットショッピング、モバイル決済とともに“中国の新四大文明”の1つとも言われ、「乗り捨て型」とスマホアプリを組み合わせた中国独自のサービスは、日本でも大きな注目を集めた。
?