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中途半端な新自由主義の末路、一蓮托生の大学と文科省 [❹教  育]

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中途半端な新自由主義の末路、一蓮托生の大学と文科省

18歳人口の減少で大学の統廃合は進むのか?(4)

2018.10.1(月) 児美川 孝一郎
大学と文科省の関係の行く末は・・・。

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 前回の記事(http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/53915)では、「2018年問題」*1への文科省の対応の目新しさは、結局のところ、大学間の連携と統合を円滑に進めるための枠組みづくり(国立大学法人のアンブレラ方式、私立大学の学部単位の事業譲渡、大学間での、あるいは地域や産業界を巻き込んだ連携を推進するための組織の設置)という点に落ち着いたことを見た。

 今回は、高等教育政策として、こうした対応をどう評価したらよいのかについて考えてみたい。

*1:2018年を境として18歳人口が減少傾向に転じ、それが、各大学にとって、入学者の確保を困難にし、ひいては大学そのものの存続を危機に陥れかねないという「問題」。

「将来像の提示」と「誘導」という基本路線

 ただし、本題(中央教育審議会(中教審)の大学分科会「将来構想部会」の「中間まとめ」に盛り込まれた今回の対応についての検討)に入る前に、視点をより広く持っておきたい。というのも、いよいよ「2018年問題」が到来した現段階での文科省の対応は、実際には、2000年代に入って以降の高等教育政策の基本路線によって、大きく制約されていたはずだからである。

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求人広告会社を新領域に進出させた「危機の経験」 [1)経営・ビジネス]

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求人広告会社を新領域に進出させた「危機の経験」

シリーズ「商いの原点」~ディップ(東京都)

2018.10.1(月) 嶋田 淑之
ライメックス製品の原料となる石灰石と、それをもとに製造された名刺

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 どのような事業であれ、いずれは成熟化するため、単一事業に依存するのはリスキーということから多角化戦略を採る企業は多い。

 しかし、それにしても、求人情報提供の大手企業が、世界最先端のエコロジー商品の販売事業に進出し、米国に子会社を設立したというニュースは多くの人にとって意表を突くものであったに違いない。

 その背景と狙いは何なのか? そもそもどういう特色・方向性をもった企業なのか? 社長に話を伺った。

リーマン・ショックから学んだ“業界の危うさ”

 その社長とは冨田英揮氏(52)。アルバイト求人情報サイト「バイトル」や、社員・派遣・パートの求人情報サイト「はたらこねっと」などを展開するディップ(東京都港区)の創業経営者である。1997年創業の同社は、今や年商380億6200万円、従業員数1980人、首都圏を中心に全国33拠点を有する東証一部上場企業だ。

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【原坂一郎の子育て相談】弟が生まれて増えた 長女に「待っててね」 寂しい思いをさせていないか [3)ライフ]

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【原坂一郎の子育て相談】弟が生まれて増えた 長女に「待っててね」 寂しい思いをさせていないか

写真はイメージです

 

相談

 6月に長男が生まれました。3歳の長女は、普段「おいで」と言ってもなかなか来ないのに、長男を抱っこしているときに限って「抱っこ」とやってきます。長男が泣いていると「抱っこー」と娘も泣きます。極力抱くようにしていますが、できないときは「順番ね」「待っててね」と言っています。が、最近は待たせることも多く、心苦しく思っています。少しでも寂しい思いをしなくてすむ方法があればお教え願います。

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【山本一力の人生相談】気持ちも趣味も合わない夫…このまま過ごせる自信がない [3)ライフ]

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【山本一力の人生相談】気持ちも趣味も合わない夫…このまま過ごせる自信がない

イラスト・千葉真

相談

 最近夫婦の会話がありません。夫は真面目で几帳面(きちょうめん)、私は割といい加減な性格です。夫は私の傍若無人な態度を我慢していると言っており、そんなストレスもあるのか、酔うと怒りっぽくなり、私の不用意な言葉の端をとらえて不機嫌になり、怒り出します。私にとっては普段、友人と話すような他愛もないことも、夫にとっては「失礼」だと感じるようです。怒られるたび、私は「そんな些細(ささい)なことで…」と、どんどん気持ちが冷めます。

 どこで怒りのスイッチが入るのか不安もあり、最近は会話しなくなりました。この先、子供が巣立ち、夫婦二人きりになることを想像すると打ち解けなければとも思いますが、気も趣味も合いません。夫婦というより同居人、という感じです。一生このままで過ごすのは問題ありと思いながら、きっかけがつかめません。私が大人になり、どうにか歩み寄るべきでしょうか。(東京都内、40代、女性)

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外交は、国益重視の大人のつきあい・・隣国だから、といって友だちである必要はない

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【産経抄】10月1日

 昔、新米記者は「トロッコ」と呼ばれていた。記者を「汽車」にかけて、トロッコもレールの上を走るものの、汽車にはほど遠いことからつけられたそうだが、言い得て妙だった

 ▼トロッコ時代、どうしたら汽車になれるのか、大先輩に聞いたことがある。曰(いわ)く、「一生懸命取材し、記事を書くのは当たり前。大酒を飲んでも寝る前に10分は読書せよ。専門書だけでなくベストセラーは必ず読むこと」。その教えを守ることなくボーッと何十年も生きてきたが、「ベストセラーは時代の鏡だ」との声は耳に残る。

 ▼いま、新書で最も売れているのは「友だち幻想」(筑摩書房)である(9月29日付読書面)。「『みんな仲良く』という重圧に苦しんでいる人へ。」という惹句(じゃっく)通り、友人関係に悩む若者を意識して書かれている。

 ▼驚くことにこの本は10年前に出版され、著者の菅野仁さんは2年前に亡くなっている。テレビ番組で作家の又吉直樹さんが紹介したのをきっかけに火がついたが、友人関係に悩む若者の何と多いことか。

 ▼若者だけではない昔に比べ人間関係に悩む大人が増えた気がする。「自分のことを百パーセント丸ごと受け入れてくれる人がこの世の中のどこかにいる」という思いは幻想であり、「人はどんなに親しくなっても他者」という意識を前提に信頼感を醸成すべきだ、と著者は訴えている。

 ▼人間の集団である国家同士のつきあいも同じ。戦後日本は、戦時中の反省が行き過ぎ、相手をおもんばかり過ぎてきた。その点、自衛艦が掲げる「旭日旗」に難癖をつけてきた韓国の自粛要請を防衛省が突っぱねたのは一歩、前進である隣国だから、といって友だちである必要はない。外交は、国益重視の大人のつきあいでありたい


タグ:産経抄
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