【田村秀男のお金は知っている】怯える習政権…トランプ政権が2000億ドル貿易黒字削減を要求 [ 2>「経済解説」]
米トランプ政権は今月初旬に北京で開かれた米中通商協議で対米貿易黒字2000億ドル(約22兆円)削減を求めた。(夕刊フジ)
この対中強硬策について、英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙のチーフ・エコノミクス・コメンテーター、マーティン・ウルフ氏は9日付のコラムで、「2000億ドルもの削減要求はばかげている」とトランプ氏を非難。「米国が築き上げてきた貿易制度を支える非差別主義や多国間協調主義、市場ルールの順守といった原則に反する」「トランプ政権よりも国益をよく理解している米国人は、米国が対立を望むようならいずれは孤立するということを理解すべきだ。それが自分勝手ないじめっ子となった指導者のたどる運命である」(10日付日本経済新聞朝刊の翻訳記事から)という具合である。
2000億ドル削減はトランプ政権が事前にまとめた対中要求案のたたき台「米中貿易関係均衡に向けて」に盛り込まれている。まず、2018年6月から12カ月間で1000億ドル、さらに19年6月から12カ月間で1000億ドルを追加し、20年には18年に比べて2000億ドル削減すると期限を設定している。
【依存~家族のかたち(6)】良い大学、安定した仕事…「自分の理想」のために支配した息子、5年引きこもり今も自立できず [3)ライフ]
【依存~家族のかたち(6)】良い大学、安定した仕事…「自分の理想」のために支配した息子、5年引きこもり今も自立できず
「息子は息子。そんな当たり前のことが何で分からなかったんだろう」。16歳から自宅に引きこもり続ける長男(21)のことを考えると、芝田薫(55)=仮名=はそう感じる。「自分の理想のために」という表現をいつも、「長男のために」に置き換えてきた。それが息子の成長の芽を摘んできたのだった。
自宅の壁は穴だらけ、「お前のせい」と怒鳴る長男
長男は中学校に入学後しばらくして不登校になった。「小学校時代の友達がクラスにいない」「女子に笑われている気がする」。そう理由を聞いても、同級生に比べ幼く感じる長男は周りの成長についていけないだけだと思っていた。
「みんな通ってるやん」「なんで普通のことできひんの」。叱責し、ときにハッパをかけたが、3年になるころには保健室登校になった。私立高校に進学したものの、出席日数が足りず、1年で退学になった。
【教育動向】小学校プログラミング教育は何のため? 授業はどうなる [❹教 育]
【教育動向】小学校プログラミング教育は何のため? 授業はどうなる
2020年度から全面実施となる小学校の新学習指導要領では、プログラミング教育が必修化されます。外国語などと違って2018~19年度の一部前倒し実施(移行措置)は義務付けられてはいませんが、独自の判断で授業に取り入れる学校もあります。
文部科学省が先頃作成した手引書をもとに、小学校プログラミング教育は何のために、どうやるのかを見ていきましょう。
コンピューターを通して論理的に考える力を育てる
プログラミング教育というと、独特な英数字の命令文(プログラミング言語)を延々と打ち込む「コーディング」を教えることを思い浮かべがちです。
大卒就職率、過去最高98・0% 7年連続で上昇 文系初めて逆転 [1)経営・ビジネス]
大卒就職率、過去最高98・0% 7年連続で上昇 文系初めて逆転
今年3月に卒業した大学生の就職率(4月1日時点)は98・0%(前年同期比0・4ポイント増)で、7年連続で上昇したことが、18日に公表された厚生労働省と文部科学省の調査で分かった。平成9年の統計開始以降、過去最高で、3年連続の記録更新。文系の就職率が理系を初めて上回った。
就職を希望する高校生の就職率も3月末現在で98・1%(同0・1ポイント増)と8年連続の上昇。厚労省若年者雇用支援の担当者は「景気の回復基調に伴い、企業の採用意欲の改善傾向が引き続いている。過去の求人と比べても選択肢がたくさんある」と説明した。
大学生の調査は全国の国公立大24校と私立大学38校を抽出して実施した。推計では、就職希望者約42万7500人のうち、約41万9300人が就職した。
『戦後総理の査定ファイル』で25点の菅元首相が安倍首相を最低の首相と言う心は?
【産経抄】5月19日
「私の知る限り歴代自民党総理で安倍総理が最悪です」。菅直人元首相(立憲民主党最高顧問)が14日付の自身のブログで安倍晋三首相について、こうこきおろしたことが、インターネット上で話題を呼んでいる。当たり前だが、「あなたがそれを言うのか」という反応が目立つ。
▼菅氏というと、首相在任中に起きた東日本大震災での「震災処理の不手際」や「復興計画の立案と実行の遅れ」が、高校歴史教科書にも記載された特異な存在である。尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりした際、超法規的に中国人船長を釈放したことも忘れ難い。
▼8人の衆参両院議員を支えたベテラン政策秘書、朝倉秀雄さんの著書『戦後総理の査定ファイル』(彩図社)は、戦後歴代首相31人を「能力」「資質」「手腕」など5項目にわたりチェックし、採点している。結論から言えば菅氏は歴代最低の計25点だった。
▼それでは、そんな菅氏は安倍首相のどこが最悪だと主張しているのか。ブログには、森友・加計問題に関する答弁は「ごまかし、すり替え、居直りのオンパレードで、聞くに堪えない」と記している。安倍首相は本当のことを語っていないと言いたいようだ。
▼一方、安倍事務所で陳情処理に当たっていた元公設秘書は、17日付の自身のフェイスブックで訴えていた。「加計理事長は獣医学部の申請に際して安倍総理や安倍事務所に陳情したことなど一切ない」。加計孝太郎理事長と何度も飲食し、ゴルフもしたが、「頼み事をされたことなど全くない」という。
▼ともあれ、菅氏は自身の首相時代はどう評価しているのか。読み返すと、菅氏が安倍首相について「歴代自民党総理」で最悪と書いているのが意味深長である。