今回は、シティコミュニケーションズ(グループ全体で社員295人、アルバイト932人)の下風能太郎人事課長を取材した。同社は、横浜市を拠点に総合アミューズメント業を展開する。パチンコやスロット、インターネットカフェ、フレンチレストラン、エステや岩盤浴、サウナ、カプセルホテル、最近はアニメソングカラオケカフェの運営にまで及ぶ。

 1995年の創業時から多様な人材を採用し、10年ほど前に三田大明社長の強いリーダーシップのもと、障がい者雇用の構想に着手し、本格的にスタートした。2015年には厚生労働省から「精神障害者等雇用優良企業」の認証を受けた。下風課長は、その最前線で奮闘している。

 現在は、グループ企業全体で22人(アルバイト20人、正社員2人)の障がい者が働く。障害の内訳は、身体2人、知的5人、精神15人。多いのはザ・シティが運営するパチンコ店・スロット店で、全12店舗の半数以上の店で、1~3人の障害者が勤務している。

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