「引っ越し難民」続出の背景には日本社会の構造的な問題がある(写真はイメージ)

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 4月が近づき、人事異動や入学など新生活に向けた動きが活発になる中、希望通りに引っ越しができない、いわゆる「引っ越し難民」が続出している。

 これまで外食産業の深夜営業、企業における過労自殺、宅配の再配達など、働き方に関する様々な社会問題が提起されてきたが、これらの背景にあるのは、すべて人手不足という構造的要因である。だが、日本社会はこうした問題について個別の話として捉える傾向が強く、対症療法的な解決策を求めがちである。

 引っ越し難民の問題については、とりあえず日程をずらして解決するしかないが、今度は別の業界で似たような問題が発生する可能性が高い。私たちはそろそろ、人手不足という構造的問題と正面から向き合う必要があるだろう

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