【世界は今… #96】7万7千km、地球2周分を歩く日本人が我が家に来訪/ 国民戦線がル・ペン氏を再選、党名変更提案/ 繰り返される銃による惨劇と訴訟/ 水野久美・台湾グルメレポ[桜H30/3/15] [◆【桜ワールドネットワーク】]
【就活リサーチ】挫折や失敗を「自分の強み」に [1)経営・ビジネス]
3月になり、就職活動がスタートしました。当社が3月に行った学生調査では「就職活動で困っていること」で「エントリーシート(ES)」を挙げた人が57・7%で1位でした。
ESでよく問われる質問は「自分の強み」です。いざ書こうと思っても、自分のこととなると欠点ばかりが目についてしまいます。華々しい活動や成果もなく、目立った役割をしておらず、何を書けばいいか悩んでしまうという声を多く聞きます。しかし、少し視点を変えると、挫折や失敗という「弱み」になりそうな経験から「強み」を見つけ出すこともできます。
賢人とは何をもって賢人と呼ぶのだろうか
【産経抄】3月15日
朝鮮戦争の最中の1951年4月、トルーマン米大統領は、国連軍司令官だったマッカーサー元帥を突如解任した。命令不服従の繰り返しに、堪忍袋の緒が切れた。とはいえ、相手は第二次大戦の英雄である。体面を重んじて、大統領が個人的に特使を送ることになった。
▼ところが情報が漏れ、マッカーサーはラジオで自分の更迭を知る(『ザ・フィフティーズ』ハルバースタム著)。「たとえ、使い走りや給仕、雑役婦だって、あれほど無礼なやり方でクビになった者はいないだろう」。マッカーサーは後に憤懣(ふんまん)をぶちまけている。
▼ティラーソン国務長官が、自らの解任を知ったのは、トランプ大統領のツイッターだった。無礼への怒りからだろう。ティラーソン氏は会見で、政府職員や米国民への感謝の言葉を述べたものの、トランプ氏には言及しなかった。
▼トルーマンとマッカーサーは、もともとそりが合わなかった。トランプ氏とティラーソン氏も、イラン核合意やパリ協定、TPPなど重要問題で意見が食い違っていた。ティラーソン氏が、トランプ氏を「愚か者」と呼んでいる、との報道もあった。
▼それゆえ、解任自体に驚きはない。もっとも、北朝鮮との首脳会談という歴史的な大仕事を控えてなぜこの時期に、との疑念は消えない。国務省内の混乱が収まるまで、かなりの時間を要するだろう。
▼トルーマンといえば日本人としては、原爆投下という非道に対する罪を問わずにはいられない。ただ米国の歴史家の間では、比較的評価が高い。ソ連を封じ込め、欧州復興に貢献したトルーマンには、「賢人」と呼ばれる閣僚たちがついていた。次々と側近が離反していくトランプ氏の傍らに留(とど)まっている賢人は、あとわずかである。