米重鎮議員、対北「先制戦争」の可能性強まると警告

「北の技術が成熟するにつれ、先制攻撃の可能性は強まる」と唱える米共和党のリンゼー・グラム上院議員(2017年9月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/JIM WATSON〔AFPBB News

 北朝鮮の新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15号」の発射以来、米国では一段と北朝鮮への軍事攻撃を促す声が高まってきた。

 北朝鮮の核兵器とICBMの開発を防ぐには軍事オプションしかない、全面戦争による大惨事を防ぐためには米軍による限定的な軍事攻撃もありうる、という意見が輪を広げてきたのだ。

「これまでの対北朝鮮戦略は失敗」

 北朝鮮当局の公式発表によると、北朝鮮が11月29日に発射した「火星17号」は米国の首都ワシントンを含む全土に到達しうるという。この新型ミサイルの登場は米側の官民に新たな衝撃を与えた。

 米国がとるべき対応策について議論が輪を広げる中で、まだ少数派とはいえ、軍事的手段を求める意見が増えている。

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