【産経抄】新たな歴史戦を覚悟しなければならない 12月4日
「坂本龍馬」や「吉田松陰」「上杉謙信」が、高校の教科書から消える。先月半ば、一部のメディアが報じると、龍馬ファンが反発するなど大騒ぎになった。
▼高校や大学の教員ら約400人でつくる研究会が公表した歴史用語の精選案から、漏れてしまった人名である。もっとも問題の本質は、「龍馬」ではない。精選案に残される人名以外の用語のなかに、「従軍慰安婦」と「南京大虐殺」が含まれていた。
▼従軍慰安婦は、戦後の造語である。しかも慰安婦が従軍看護婦や従軍記者のように、直接軍の管理下にあったかのような誤解を生んできた。中学生の教科書からは、すでに消えている。南京大虐殺も「南京事件」に比べて、ことさら日本軍の残虐性を強調した言葉である。
▼暗記力より思考力育成につなげるのが狙いだという。研究会側の説明には、納得がいかない。なぜ実証的な研究から問題が多いとされる用語を選んだのか。中国と韓国におもねった偏った史観に、高校生を導こうとしているのではないか。そんな疑念がぬぐえない。精選案が受け入れられれば、入試での基準の用語にもなる。
▼平成16年の大学入試センター試験の世界史の問題で、第二次大戦当時はなかった朝鮮人の「強制連行」があたかも確定的な史実として出題され、問題になった。「これからは、『従軍慰安婦』『南京大虐殺』といった、語句や数、出来事自体が不確かな事柄を『歴史的事実』とすることなく、中立な立場で出題するよう望みます」。当時の受験生は、こんな投書を小紙によこしたものだ。
▼これからの受験生はますます、中立からかけ離れた出題に悩まされるかもしれない。われわれは新たな歴史戦を覚悟しなければならないようだ。
>日本の最大の敵は国内に在り!
此の面々が社会、歴史の教師である事が一番の問題ではないのか?
この研究会に権限、権威はあるのか?文科省は?
文科省も反日分子の巣窟の疑念も強い、教科書選定の前科も在る。
何れにしても、伝統日本、歴史、日本流を決して顧みない戦後教育界
政治家と国民の強力な監視が必要!!