中国・北朝鮮抑止のためにも憲法9条改正 日々高まる、沖縄・尖閣が侵略される危機
日米関係は、新しい、より対等な2国間関係に進化しつつある。(夕刊フジ)
北朝鮮の脅威は現実だが、その背後にはもっと大きな中国の軍事的脅威が存在している。中国の核ミサイルは現在も、日本の主要都市に狙いを定めている。北朝鮮の脅威の比ではない。沖縄県・尖閣諸島が侵略される危機も日々高まっている。
第19回共産党大会を乗り切った習近平国家主席は「強い独裁者」として、われわれの前に立ちはだかっている。彼は今や、人民解放軍を完全に自らの人脈で掌握し、経済においても、政治においても、共産党中心の統制を強化している。
米国にとって代わる「世界一の覇権国」となることが習氏の野望である。それが彼が言う「中国の夢」なのだが、それは日本にも世界にも、悪夢でしかない。
降水量多ければ肌がきれいに? 「美肌県」2位は石川、3位は秋田、1位は…ポーラが全国順位公表
降水量多ければ肌がきれいに? 「美肌県」2位は石川、3位は秋田、1位は…ポーラが全国順位公表
化粧品会社のポーラ(東京)は7日、女性の肌の美しさを47都道府県で順位付けした「ニッポン美肌県グランプリ2017」を発表した。富山県が初の1位となり、2位に石川県、3位に秋田県が続いた。
ポーラは昨年9月から今年8月まで約66万件の女性の肌データを分析した。発表は今年で6回目となる。「毛穴が目立たない」「肌がうるおっている」といった従来の六つの評価項目に、今回から大気汚染物質などの「マイクロダストに強い」「しわができにくい」の二つの項目を追加した。
トップの富山県は全8項目中、5項目でベスト10に入った。ポーラは、富山の1位獲得について「この1年は特に年間の降水量が多く、肌のうるおいにプラスになったことが美肌度をアップさせた」と分析している。
2位の石川県は「きめが整っている」「しみができにくい」の2項目で2位となり、上位に入った。3位の秋田県は「しみができにくい」という項目で全国トップだった。
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佐藤愛子さんのエッセー「九十歳。何がめでたい」が百万部「元気が出る」と共感 [3)ライフ]
佐藤愛子さんのエッセー「九十歳。何がめでたい」が百万部「元気が出る」と共感
小学館は、作家の佐藤愛子さん(94)による痛快エッセー「九十歳。何がめでたい」の発行部数が100万部になったと7日付で発表した。中高年の女性を中心に「元気が出る」「勇気をもらえる」と共感を呼び、老若男女の読者に幅広く浸透した。出版社に届いた読者はがきは9歳から99歳まで2万通を超えるという。
同書は週刊誌「女性セブン」での隔週連載をまとめたもので、昨年8月に出版。「だいたい『スマホ』というものがわからない」「ナニが文明の進歩だ」と、便利さや快適さへの欲望を肥大化させ続ける世の中にあきれたり怒りを爆発させたり。「いちいちうるさい世の中である」と嘆くこともある。
佐藤さんは100万部になったことについて「ありがたい話ではあるが、そもそも私は本がどれだけ売れるかということにあまり関心がない」と話す。「今の人たちは率直でなくなっているので、私のように言いたい放題言うのが現れたから、珍しく感じたのでしょうか。変な時代ですね」
梅毒、2年連続で患者数4000人超 全国に広がりも [3)ライフ]
梅毒、2年連続で患者数4000人超 全国に広がりも
性行為などで感染する梅毒の患者数が2年連続で4000人を超え、昨年の患者数をすでに上回ったことが7日、国立感染症研究所の集計で分かった。現行の集計方式となった平成11年以降では過去最多で、感染研の砂川富正さんは「昨年は大都市に患者が集中していたが、今年は全国に広まってきており注意が必要」としている。
10月29日までに報告された患者数は4711人で、都道府県別では東京(1466人)や大阪(651人)など大都市圏のほか、岡山(138人)、広島(110人)が目立った。直近3カ月における人口100万人当たりの届け出数は、西日本で高い傾向がみられた。
梅毒は梅毒トレポネーマという細菌が原因で起きる感染症。抗菌薬で早期に治療をすれば完治するが、放置して進行すると脳や心臓に大きな合併症を引き起こす。また妊娠中に感染すると、胎盤を通じて胎児に感染する「先天梅毒」になり、赤ちゃんが死亡することもある。
後妻業のビジネスチャンスは増えるばかり 11月8日
【産経抄】後妻業のビジネスチャンスは増えるばかり 11月8日
「ミステリーの女王」アガサ・クリスティの作品には、頻繁に毒物が登場する。しかもその記述はきわめて正確である。病理学者が、実際に起きた事件の際に、作品を参考にしたほどだ。
▼実はクリスティは第一次大戦中、英国南部の病院でボランティアの看護師をしていた。そのとき薬剤師の助手を務めながら、薬品の勉強をしていたという。連続青酸死事件で昨日、京都地裁で死刑判決を受けた筧千佐子被告(70)は、どこで知識を仕入れたのだろう。
▼裁判長は、男性3人の殺人、1人の強盗殺人未遂の4件全てについて、青酸化合物を使った被告の犯行と認めた。ただ、青酸化合物の扱いは難しい。味が苦く、飲ませようとしてもすぐ吐き出してしまう。しかも空気中にさらすと、すぐに毒性が失われる。
▼筧被告の最初の夫が平成6年に病死して以降、結婚、交際していた男性約10人が死亡している。この間に10億円規模の遺産を手にしたとされる。捜査関係者が「まるで小説みたいや」とつぶやいたそうだ。そんな謎だらけの人生で、毒物の知識が悪用された。
▼資産家の高齢者と結婚、死別を繰り返し、多額の財産を奪っていく。直木賞作家、黒川博行さんの小説『後妻業』の主人公である。まるで筧被告をモデルにしたかのような作品だが、事件が発覚する前に、文芸誌で連載が始まった。黒川さんによると、知人の姉妹から聞いた話が基になっている。
▼姉妹の父親は結婚相談所で知り合った女性と交際するようになった。その父親が亡くなると、女性は1億円もの財産を受け取っていた。独居高齢者の増加に伴い、後妻業の“ビジネスチャンス”は、そこかしこにころがっている。連続青酸死事件は、氷山の一角かもしれない。