連載:少子化ニッポンに必要な本物の「性」の知識

大奥で語り継がれる女同士の戦いには、世継ぎである「胤」の存続という共通の目的がその背景にある

 江戸幕府3代将軍・徳川家光の4男として誕生した徳川綱吉。

 綱吉は、次期将軍となる兄・家綱を支えるために、父・家光のすすめで儒学、朱子学を学び、これが後に5代将軍・綱吉が目指した、武力に頼らず徳を重んずる文治政治の礎となる。

 将軍批判が御法度だった江戸時代だが、綱吉の醜聞は当時から世間に広く知られていた。

 父・家光が30歳を過ぎても男色に血道を上げていた一方、綱吉は男女ともに交わる二刀流であった。

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