産経ニュース
アイヌ民族秋サケ迎え儀式 北海道浦幌「神にささぐ」
北海道浦幌町のアイヌ民族の団体「ラポロアイヌネイション」は11日、同町を流れる浦幌十勝川の河口で遡上(そじょう)した秋サケを迎える伝統儀式「アシリチェプノミ」を行った。差間正樹会長(71)は「今年も新しいサケを神にささげられて感動した」と話した。
この日集まった団体のメンバーは約10人で、儀式を前に早朝から手づくりの丸木舟に乗って、伝統的な刺し網漁でサケ計33匹を捕獲。午前10時からの儀式では、柳の木でできた「サパンペ」と呼ばれる冠をかぶって火を囲み、酒や踊りを奉納した。
団体によると「アシリチェプ」はアイヌ語で「新しい魚」、「ノミ」は「祈り」の意味。かつて各地のアイヌが川や海岸で行ったとされるが、浦幌町に記録は残っておらず、差間さんらが他地域の資料などから学び、2年前に復活させた。
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