読解力アップはデジタルより紙 小学3、4年の中学年以下で調査
読解力を問う文章問題を紙とデジタル端末で小学生に出題したところ、小学3、4年の中学年以下で紙の平均点が上回ったことが広島大などの研究チームの調査で分かった。広島大大学院の難波博孝教授は「文章に没入し、深く読む読解力の育成には紙の方が適している可能性がある」と話している。
調査は同県内の小学校(対象児童284人)で実施。小1の国語の教科書に載っている文章を読み8つの設問に答える内容で解答は紙に記入させた。正解率は低学年(1、2年)が2.2ポイント、中学年(3、4年)が3.5ポイント、紙がデジタルを上回った。高学年(5、6年)はデジタルの方が2.8ポイント高かった。
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