ロシアによるウクライナ侵攻に端を発した食料危機が世界で叫ばれている。日本には、まだ大きな影響は及んでいないが、食料の多くを輸入に頼る日本には、価格高騰という形で波が押し寄せることが予想される。こうした危機に直面しつつある中、かねてから課題とされていた食料自給率の向上に力を入れていくべきで、注力すべきは主食であるコメの生産である。

(WANAN YOSSINGKUM/gettyimages)

 ここには、これまで日本が目指していた質を求めたコメ作りから、収穫高を求めるコメ作りへの転換が急務となる。そのためには、「低コスト栽培」を目指すべきで、昨今注目を集めるドローン技術の活用による作業効率化と、それに合わせた品種改良への模索が考えられる。

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