御嶽山、警戒レベル2に 火山性地震が増加 阿蘇山も2から3へ引き上げの可能性
気象庁は23日、長野、岐阜両県にまたがる御嶽山(3067メートル)で午後2時15分ごろから火山性地震の増加がみられるとして、噴火警戒レベルを1の「活火山であることに留意」から、2の「火口周辺規制」に引き上げた。剣ケ峰山頂の南西斜面の火口から約1キロの範囲で飛散する大きな噴石への警戒を呼び掛けている。レベル2は2017年8月21日以来。
火山性地震の増加と傾斜変動を伴う火山性微動があり、火山活動が高まっている。午後2時台には80回の火山性地震があった。いずれも体に感じない程度の微小な地震。
御嶽山は14年9月に噴火、58人が死亡、5人が行方不明になった。
一方、同庁は熊本県の阿蘇山についても火山活動が高まっているとして噴火への警戒を呼び掛けた。今後の状況次第で噴火警戒レベルを2から3(入山規制)に引き上げる可能性があるという。
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