京都・伏見稲荷大社で初午大祭
商売繁盛や五穀豊穣(ごこくほうじょう)の神様で知られる伏見稲荷大社(京都市伏見区)で10日、「初午(はつうま)大祭」が営まれ、多くの参拝者が1年の幸福を願った。
祭神である稲荷大神が、和銅4(711)年2月の最初の午の日に稲荷山に降り立ったとの言い伝えが起源。平安時代にはすでに祭りが営まれており、清少納言も参拝に訪れたとされる。
シイとスギの枝で作られた「青山(おおやま)飾り」が各社殿を飾り、日本酒や果物など多くの奉納品が供えられた境内で、参拝者らはご神木のスギの枝を使った縁起物「しるしの杉」を授与されていた。
毎年参拝に訪れるという近くの田村悦子さん(72)は「新型コロナウイルスに負けず、笑顔で健康に1年を過ごせるように願った」と笑顔で話していた。
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