元旦の新聞各紙は、毎年、総務省発表の干支人口を掲載する。今年は、寅年生まれが全体で1025万人、最多は1974年生まれの198万人と伝えられた。一番若い2010年生まれ(12歳)は106万人である。成人の日が近いこともあって、20歳となる成人人口についても示されている。今年の新成人は120万人で過去最少という。

(west/gettyimages)

 4月1日に改正民法が施行され、成人年齢が20歳から18歳へと引き下げられる。20年10月1日現在の18歳人口は117万人程度、17歳人口は113万人程度だから、新たに成人を迎える人口は、年々、少なくなる傾向にある。

 ピークは団塊世代の1949年生まれが20歳になった69年(245万人)で、次は第2次ベビーブーム世代が成人になった94年(207万人)だった。その後は減少傾向が続いている(図1)。これに対して、65歳人口は一貫して増加している。第2次ベビーブーム世代が高齢者になる2040年頃までは増加し続けるだろう。

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