【ギモン解消!!ワクチン接種Q&A】ワクチン接種後、どこまで効果が持続する? 抗体低減でも重症化予防効果か




ワクチンを接種する米フロリダ州の高校生(ゲッティ=共同)

 ワクチン接種後、どこまで効果が持続するのかについて、さまざまな調査が出始めた。


 英キングス・カレッジ・ロンドンの研究チームによると、米ファイザー製ワクチンを投与された人は、2回目の接種から1カ月後の時点で88%だった感染予防効果が、5~6カ月後に74%に低下した。英アストラゼネカでは、1カ月後に77%だったのが4~5カ月後に67%に弱まっていたという。チームを率いるティム・スペクター教授は英国でワクチンを優先接種した高齢者や医療従事者らの感染予防効果が冬には50%未満に低下する恐れがあるとして、3回目の接種が必要だと強調した。


 だが、接種完了後に陽性になる可能性はあっても重症化を防ぐ効果は続くとされ、英当局はワクチンによって推計約8万5000人の死亡を防ぐことができたと分析している。


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