【皇室ウイークリー】（６９８）両陛下、日本学士院会館ご訪問 上皇さま、新種のハゼにご命名

【皇室ウイークリー】（６９８）両陛下、日本学士院会館ご訪問　上皇さま、新種のハゼにご命名

2021/6/25 12:00皇室

生物学研究所訪問のため、皇居に入られる上皇さまと上皇后さま＝１８日午前、皇居・乾門（三尾郁恵撮影）

天皇、皇后両陛下は２１日、東京・上野の日本学士院会館を訪れ、優れた業績を挙げた研究者に贈られる日本学士院賞の第１１０回および第１１１回授賞式に臨席された。

授賞式は昨年、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されており、昨年度と今年度の同賞受賞者１９人と、生物種の保全に関わる研究者に隔年で贈られる日本学士院エジンバラ公賞の受賞者１人が出席した。

天皇陛下はお言葉でコロナ禍に触れ、「学問は常に新しい未来を切り拓（ひら）く力となるもの」とし、「学問諸分野の叡智（えいち）を結集し、世界の人々が互いに力を合わせることにより、この困難な状況を乗り越え、希望に満ちた未来を築いていくことを期待します」と述べられた。また、日本学士院の名誉会員で、エジンバラ公賞創設に尽力した英国のフィリップ殿下が４月に死去したことに触れ、「誠に残念なことであり、謹んでお悔やみを申し上げます」と悼まれた。

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