誰もが知る飛鳥時代の偉人、聖徳太子(574~622年)。今年はその1400年遠忌に当たり、連載企画「和をつなぐ」では生涯や連綿と受け継がれてきた太子信仰を紹介している。太子をめぐる謎に焦点をあてその人物像に迫った第1部に続き、第2部では伝承が残るゆかりの地を訪ね、若き日の足跡をたどる。
太子の母「厩の戸口で出産」今年1400年の遠忌を迎えて注目される聖徳太子。連綿と受け継がれる太子信仰の一方で、伝説も多くその生涯には謎が多い。
そもそも聖徳太子は死後に贈られた名で、「厩戸(うまやと)」が本名とされる。太子はどこで生まれ、「厩戸」の名のルーツは何か-。
日本書紀によると、敏達(びたつ)3(574)年のこと。
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