防衛問題研究家・桜林美佐氏 「台湾有事」は「日本有事」だ 災害派遣は自衛隊の本来任務に支障のないように




桜林美佐氏

 「部品が足りなくて、廃材置き場に探しに行くんですよ…」


 「台湾有事」が現実味を帯びてきたと言われるなか、これが自衛隊の現実だ。


 「可動率」という言葉がある。これは装備がどれだけ動けるかを表すものだ。よく、「〇〇を△機も持っている」などと言われるが、本来はそれより、「どれだけ動けるか」の方が重要なのだ。


 これは当然、秘中の秘であり、各国の装備の可動率は分からない。では日本は? 現状の予算で維持整備を十分に行うことは不可能に近い。しかし、その実情を世界に知らせるわけにはいかないため、私たちも知ることはない。


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