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中国共産党が時代錯誤の軍事パレードにこだわる理由 [3)世界・軍事]

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 10月1日に北京で開催された中国の建国70年を記念する式典では、史上最大規模と言われる軍事パレードが行われた。そこに見えたのは、グローバルガバナンスの発展と改善に貢献する意欲を示す大国が、力による統治を信奉する姿であった。

パレードでは軍人たちが華麗な装いで行進した(AP/AFLO)

 

 今日の中国政治と外交のキーワードは「強国」である。公式文書によれば、共産党は「中国が今世紀半ばに富強、民主、文明、調和のとれた、美しい社会主義現代化強国」となることを目指し、国家建設に取り組んでいる。

中国の目指す「強国」とは何か

 この「強国」とは何か。北京の政策決定サークルに近いと目される学者に質問すると「国際社会に侮られない国家」だという。言い方を変えれば「尊厳のある国家」である。

 中国の公式の歴史観によれば、1840年のアヘン戦争以来「東アジアの病人」と侮られていた中国は、共産党が指導する革命を経て1949年に中華人民共和国を建国し、立ち上がり、豊かになり、強くなる道を歩んで、尊厳を回復してきた。

 建国70年の祝賀大会とレセプションの場で習近平国家主席は、70年の歴史を次のように語っていた。

 

 

 

 


タグ:中国共産党
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