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台湾の「主権」主張を強める蔡英文総統

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 台湾の蔡英文総統は10月10日、双十節(建国記念日)に際し記念演説を行い、「一国二制度」を強く拒絶するとともに、自由と民主主義の旗の下で台湾人が団結して台湾の主権を守っていくよう強く訴えた。演説の主要点は、次の通り。

双十節(建国記念日)の為にライトアップされた台湾の総統府を楽しむ人々(huafires/iStock Editorial / Getty Images Plus)

 

世界は急速かつ劇的に変化している。米中貿易紛争は続き、香港では「一国二制度」の失敗により混沌の瀬戸際にある。にもかかわらず中国は「一国二制度による統一計画」を台湾に押し付けようと脅している。彼らの外交攻勢、軍事的威嚇は、地域の安定と平和に深刻なチャレンジをもたらしている。

 自由と民主主義が脅かされる時、中華民国(台湾)の存在が脅かされる時、我々は立ち上がり自らを守らねばならない。「一国二制度」の拒絶は、2300万の台湾人にとり圧倒的な共通認識である。「一国二制度」を受け入れてしまえば、もはや中華民国の存在空間はなくなる。総統として、国家主権を守るために立ち上がるのは私の根本的な責任である。

 

 

 

 


タグ:台湾
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