新たな価値を創造するための働き方が模索されているが、同時に人材の採用や運用の見直しも行われている。大手企業でも注目されはじめたのが、「縁」を生かした採用戦略である。いい人材を獲得するために企業が採用形態を変化させる動きとして、社外の優秀な知り合いを社員に紹介してもらい選考を実施する「リファラル採用」が広がりつつある。

 エン・ジャパンが約500社を対象にしたアンケート、「リファラル(社員紹介)採用について」(2017)によると、実施している企業が約6割に上り、そのうち3割が制度化している。また企業側の考えるメリットとして、「採用コストが削減できる」「ミスマッチのない採用ができる」「紹介者である社員のモチベーションアップ」などが挙げられている。

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